アルメニアのショッピング
エレバンのみです。
ショッピングの基本(頭に入れておくこと)
日曜生活品や食料品はアルメニア産もあるが輸入が占める割合が高い。オリーブオイル(イタリア製)、食器洗剤(ロシア)、洗濯洗剤(トルコ製)、台布巾(中国製)、スポンジ(ポーランド製)、トイレットペーパー(トルコ、ロシア)、包丁(ドイツ製)、チーズ・バター(オランダ、デンマーク、国内産もある)、スナック類(ロシア、トルコ、マレーシア)等、ではアルメニア製の物が市場にあるかというと難しい、デイリーフーズ、ソーセージ、ハム(輸入品も多い)、野菜、パン、特定の果物(レモン、オレンジは輸入、リンゴは国内産と輸入がある)、農産加工品等だけだろうか。衣料品(トルコ、中国)、ストッキング(イタリア、ベラルーシ)、下着類(トルコ、ロシア)、タオル(トルコ、中国)、シャンプー(ロシア、イスラエル)とほとんどが輸入だ。
もう一つの特徴は市場が比較的小さいので生活必要品を除いて同じ物が多数他の店にあるかというと、これが非常に限定的だ。特に事務機器類。
スーパーマーケット
大規模なスーパーマーケットはまだ見ていない。それぞれ、中規模だが販売している種類はは多く、ローカル製品から輸入品まで幅広い。ポーランド、ロシア、中国からの製品が目に付いた。
Yerevan City Supermarket
アルメニアの大手スーパーマーケットの中では最もリーズナブルな価格設定であり、店舗も大きめのが多い。大量に買うときはこのスーパーマーケットへ行く。24時間営業、両替所あり。
SAS Supermarket
SAS Groupが経営する、エレバンに6店舗あり、高級志向とのこと。他のスーパーマーケットより値段設定がやや高い。24時間営業、両替所が入り口にある、こちらも24時間営業なので便利ではある。
Star Supermarket
Valletta LLCが経営するスーパーマーケット、EBRDがUSD4milを融資し、28.3%の株式シェアを有す、11店舗を展開している。中心部の店舗は小規模店舗が多い。24時間営業、両替所あり。
Tigran Metsi Ave., 37, 1/1, Yerevan
Amiryan St., 13, 1/5, Yerevan
Davit Anhaghti St., 21, Yerevan
Avan, Hovhannisyan District 24/7, Yerevan
Gayi Ave., 16, Yerevan
Mashtotsi Ave., 42, #17/1, Yerevan
Arno Babajanyan St. 18, Yerevan
Garegin Nzhdehi St., 21, Yerevan
Hunan Avetisyan St., 8 , Yerevan
Azatutyan Ave., 21, Yerevan
Zoravar Andranik Ave., Hrazdan city
街角のスーパーマーケット
上記の他、街角には小規模なスーパーマーケットが多くある。営業時間は8:00-22:00が通常だ。
衣料
ほとんどが輸入品。
Benetton
マリオットホテルの並び(Amiryan Str.)にあるご存知ベネトン。
Adiddas, Nike Shope
ペルシャン・マーケット
細い路地沿いに延々と続く衣類バザール、中国製が多いとの噂。
ロシア・シネマ・バザール
元ロシア・シネマがバザールとして使われている、小さなショップの集合体。
Tashir
バザール2の近くにある表からみると立派なデパートだが、中は小さなショップの集まり。衣類中心。
バザール2の2階
2階に靴売場が並んでいる。アルメニア製とトルコ製を販売していた。その他、衣類も売っている。
INCANTO, OGGI, TERRANOVA & Calliope, M&Gとアドのあるショップビル
モスクワ・シネマの向かい側、Abovyan Str.にあるショップビル。INCANTOはロシアで急成長しているイタリアンデザインの下着ショップ、他はカジュアルショップ。
高級ブティック通り
Sayat Nova Str.からMatenadaranまでのMashtots Str.の両側には高級ブティックが軒を連ねている。
テーブルウエア
WMF, Villeroy & Boch
WMFとVilleroy & Bochgと並んでいるし、中で繋がっているんで同じ経営だろう。しかし、これでもかという値段設定には驚いたが、エレバンで買えることに価値があるのだろう。
SASなどのスーパーにも若干
Vernissage Market
食器類は新品・中古ともこのマーケットの奥のほうに食器ショップが軒を連ねている。私はここで、スーパーマーケットになかった茶碗(中国製)、シリアルボール(日本製)、丼の代替品(産地不明)、ティーポット(ラトビア製)を調達した。
電気製品
Zigzag
ここでパナソニック製(タイ製)炊飯器を買った。全てロシア語仕様なので通常のご飯を炊くメニューを理解するまでに数日掛った。家電製品を概ねカバーする。
AG Electronics
電話機を購入した。家電、PCを販売している。
コンピュータショップ
Computer Service
Xerox代理店
Fine Computer
Bookshop
本屋は非常に少ない。4店舗しか知らない。
Artbridge Bookstore Café
Abovyan Str.とTumanyan Str.の交差点から北へ、右側にあるカフェ兼本屋。赤い小さな庇が目印。外国人旅行者と見られる客が多い。入り口部分が本屋、奥がカフェとなっている。中身は並みのカフェ。英語の写真集やノベル、小物土産もおいている。
08:30-24:00
20 Abovyan Poghots,
+374 1 52 12 39
Macmillan Bookstore
テキストブックが多い。
9 Gharam Parpetsi Poghots
+374 1 53 79 82
Noyan Tapan
1階は文房具とアルメニア書籍、2階に英語書籍と地図がある。ここは地図購入
Hanrapetutyan Hraparak
+374 1 56 81 84
Vernissage Market
古本屋がいくつかある、新刊本もあり本屋よりやや安い程度だろうか。
Abovyan Str.と交差点の下
ウィークエンドマーケット/バザール
Vernissage Market
ウィークエンドマーケット
ペルシャンバザール(衣料品)
ロシア・シネマ・バザール
元はロシア・シネマだった
中央市場
Vernissage Art Market
オペラ座横の公園が土日は絵画マーケットとなる。
アート&アルメニア土産
今のところ、ブランデーしか思い浮かばない。
アルメニアの日本食材
アルメニアで日本食材を手に入れるのは容易ではないが一つの発見があった。一般的なスーパーマーケットで日本米らしき米を見つけたのだ、でも味噌類は皆無だ。モスクワやアルマトイのスーパーだと少ないが韓国食材があり、韓国味噌や海苔、インスタントラーメンが入手できる、驚くなかれアルマトイで「あさげ」が売っていた、これらを考えると地理的以上にこの国は日本より遠いようだ。醤油は万国共通、キッコウマンは売っている。
野菜
バザール等でほうれん草、細くて小さいネギは一般的に売られている。
エレバンで見つけた日本米”Giza137”
アルメニアの首都エレバンのスーパーマーケットには日本米が売られている。パッケージから判断するとエジプトから輸入された米であり、この米は Giza137(レイホウ)に違いないと考えている。スーパーには何種類もの米が売っている。アルメニア語とロシア語で書かれているので詳細がわからないが、その中に「Giza、丸い米」という意味 のロシア語が読み取れるパッケージを見つけた。幸い、パッケージに透明な部分があり、米が見えるようになっている。日本の米のように短粒種のようだった。試しにこの米を炊いてみたところ、概ね日本米なのだ。それでググッてみたところ、以下のことが判明した。
エジプトの米の約8割がジャポニカ米で1917年にYabani(アラビア語で日本という意味)という品種名のジャポニカ米の品種改良が進めら れ、1954年、Yabani M47という品種がNadaと命名され政府栽培奨励品種として全国へ普及した。Yabani M47からさらに品種改良が進められ、Giza171及びGiza172が育成された。
1970年代後半にレイホウという品種がGiza173として導入され、作付け面積が40%を占めたが、1985年にこのGiza173だけがイ モチ病が発生し、1986年から作付けが禁止され、イモチ病耐性品種の改良が行われた。その後が不明だが、日本米がエジプト人に好まれているので何らかの 改良が行われたはず。
某援助機関のwebにエジプトでの日本米の説明があり、稲作分野で技術協力を実施したとあるが、品種改良には触れられていない。果たして誰がこの レイホウ(Giza137)をエジプトへ導入したのだろうか?
レイホウを親とした品種一覧:
この中にはエジプトのことは掲載されていない、そのものだからだろうか、イモチ病耐性品種はどうなったのか情報不足ではある。
http://ineweb.narcc.affrc.go.jp/search/oyahinsyu.html?ineCode=SAI01000
Giza137(レイホウ)、ちょっとしたアルメニアでの日本の発見でした。その他、エジプトではアキヒカリ、日本晴という品種も試験的に栽培が 行われたようだ。